セミプレシャスストーン

プレシャスストーン以外の宝石で、半貴石を中心にセミプレシャスストーンとしてご紹介いたします。

美しいのに流通量が多い宝石、希少なのに硬度が低く傷つきやすい宝石などで、プレシャスストーン(貴石)には及ばないが、世界中で愛され高値で取引されている宝石もたくさんございます。

そうした宝石を「セミプレシャスストーン」として、専門的な目線で査定をさせていただいております。

トルマリン

トルマリンは内部に含むイオンの種類により無色～黒色まで100色の種類があると言われています。
ルベライト

トルマリンの種類の一つで、特に美しい赤色のものをルべライトと呼んでいます。また、レッドトルマリンと呼ばれることもあります。
タンザナイト

ゾイサイトの中で青～青紫色のものを指し、産地にちなんでティファニー社がタンザナイトと名付け世界に広めました。
ガーネット

ケイ酸塩鉱物に属し、赤・黄色・オレンジ・緑・青緑・無色など様々な色合いを有しています。
アクアマリン

アクアマリンはベリル（緑柱石）の中で青色のものを指し、ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘された深いブルーのものが最高品質とされます。
ヘリオドール

アクアマリンと同じベリルに属し、鉄により緑がかった黄色のもをヘリオドールと呼びます。また、イエローベリルと呼ばれることもあります。
モルガナイト

アクアマリンと同じベリルに属し、マンガンにより淡いピンクからオレンジピンクのものをモルガナイトと呼びます。
ホワイトオパール

サウスオーストラリア洲で多く産出され、流通量も多いオパールです。乳白色の地色に虹色の輝きを持つものは人気があります。
メキシコオパール

ファイアーオパールとも呼ばれ、透明度の高い赤色からオレンジ色の地色で、さらに濃い赤や緑、青の遊色を現すものは希少で高価となります。
ブルートパーズ

青色のトパーズで、一般的には、無色や淡い色のものを熱処理で青色にします。無処理の青色も存在しますが極めて希少で市場に出回るのはごくわずかです。
シトリン

顕晶質クォーツに属し、元はアメジストも同じ石ですが、結晶構造の違いで黄色から褐色のものをシトリンと呼びます。
アメジスト

シトリンと同じ石でシトリンが「黄水晶」、アメジストは「紫水晶」とも呼ばれライラックの淡い色から濃紫色まで幅広くあります。

ペリドット：古代エジプトのクレオパトラもお気に入り。
　　　　　　オリーブ～ライムグリーンの明るく透明感のある色合いと屈折率の高さが起因する強い輝きが印象的な宝石です。
スフェーン：独特の色合い・多色性に加えてダイヤモンドを凌ぐ光の分散（ファイア）が魅力的な宝石。
　　　　　　透明度が高いものは特に希少。
スポデューメン：ピンク系の色合いのものを「クンツァイト」、グリーン系の色合いのものを「ヒデナイト」という。
アイオライト：青みを感じるすみれ色が美しく、「ウォーターサファイア」と呼ばれることもある。
　　　　　　　多色性も特徴の1つで、角度によっては無色に見えることもある。
ジルコン：ダイヤモンドと同じ金剛光沢を持ち、綺麗な虹色の輝きを放つ美しい宝石。
　　　　　含有する不純物により、黄色・オレンジ・青・赤・褐色・緑と幅広い色を呈する。
ムーンストーン：光の反射と干渉がおきて、表面に現れる白～青のシラー（アデュラレッセンス）が月の光のように見えることから
　　　　　　　　名付けられた。
トルコ石：鉄や銅の含有量によってスカイブルーから緑色と幅広い色合いがあります。
　　　　　（銅が多いものはより青に､鉄が多いものはより緑に近い色になります。）
ラピスラズリ：深い青色が印象的で、しばしば黄鉄鉱の粒を含み、まるで星が瞬く夜空のようにも見える。
　　　　　　　古代エジプト文明では多くの装飾品が見つかっている。
ラブラドライト：斜長石の一種で、光をあてると虹色の輝きを示す「イリデッセンス（ラブラドレッセンス）」が美しい石です。
ロードクロサイト（インカローズ）：マンガンに起因する透明感のあるピンク色が綺麗な「ロードクロサイト」。
　　　　　　　　　　　　　　　　　その中で研磨するとピンク色と白色の縞模様の層があるものを「インカローズ」という。
オニキス：もともとはカルセドニーの中で平行に黒と白の縞（しま）模様の見られるものを指していたが、
　　　　　現在では黒色のみのものを呼ぶのが一般的。
フローライト：黄・橙・緑・青・紫など幅広い色彩があり、「世界で最もカラフルな石」とも言われています。
ジェット：水中で長い年月を経て樹木（植物）が化石化したもの。
　　　　　イギリスのヴィクトリア女王がモーニングジュエリーとして身に着けたことで有名。
珊瑚：鉱物ではない有機質起源で、さんごポリプとい海洋性動物の残存骨格で形成されている。
　　　赤・ピンク・白・黒などの色合いがある。
琥珀：有機質宝石で、何億年も前から木の樹脂が硬化して化石になったもの。
　　　産地としてはバルト海沿岸が有名。